英進館、全教研とも教室展開を加速へ

日本経済新聞によれば、全教研が対象学区を従来の半分程度に狭めた小型校を展開するとのこと。

記事によれば、


2010年3月に福岡県新宮町に第1号を開き、今後は全校の1~2割を小型校とする。不況で公立高校を志望する生徒が増え、学校の授業の成績を重視する傾向が強まっていることに対応する。

小型校の第1号「新宮教室」は対象となる中学校が1~2校、教室数は3つといずれも従来の半分。原則同じ学校の生徒は同じ教室とし、学校の授業の進ちょく状況を聞き取りしながらプリントなどの教材を作る。1年間で100人の生徒獲得をめざす。

従来4~20人だった運営人員は事務員と講師合わせて3人に減らす。病気などによる欠席者への補習授業には専用のブースでビデオを閲覧させることで対応し、運営にかかる人件費を削減する。


デフレ現象が小売り業界をおそっていますが、塾業界も完全にデフレ体制での展開になってきているようです。

すでに中国地方と一部九州地区にも展開する広島の鴎州塾が「公立高校進学ゼミ WIN」を激安価格で展開し、既存の校舎のスクラップし、近所に小規模の校舎をビルトするスクラップアンドビルトを着実に実行し、今後は九州地区にも展開していく予定で、生徒の奪い合いは地域を越えて展開していきそうです。

上場を廃止した全教研は、塾業界の再編の波から逃れ、意志決定を早くすることで生き残ろうとしていますので、今後、この小規模校の展開がどのようになっていくか注目ですね。

一方で、英進館も不況で講師の確保が容易になるとして、教室展開を加速させると同じく日本経済新聞が報じています。


英進館は、38カ所ある校舎数を2年後までに50程度に増やす。

2010年中に福岡や大分市内に5校を新設。11年には広島県にも設置する。

10年中に新設するのは福岡市の3カ所と、大分市、熊本市の計5校。1校舎あたり5~10人の講師を配置し、400~500人の生徒の獲得を見込む。投資額は各校3000万~4000万円程度の見通し。11年には広島市のほか、鹿児島県内に5校を新設する。


英進館と全教研では考え方が全く違うようです。一方で小規模教室を展開、一方では大規模教室を展開ですからね。

単純に時代を考えれば、小規模で細かく展開するというのが合っているような気もしますが、大は小を兼ねるとも言いますから、資本力があって、教務力があって、合格実績が出せるのであれば、ガッチリ大きく展開してその地区の生徒を総取りする大規模校でも十分採算は取れるのかもしれません。

いずれにしても今まで展開してきた地区だけでは成長が臨めない時代ですから、他地区、他地域、他県に展開していく学習塾がますます増えていくでしょう。


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