九州―女子受け入れ機に私学人気が上昇中

asahi.com 2006年01月30日

県立高校の人気が根強い九州では首都圏ほど中学受験が過熱しているわけではない。

しかし、地元の大手塾は「東京の受験ブームが2、3年後には波及してくる」と予測する。

中高一貫の私立進学校である久留米大付設(福岡県久留米市)とラ・サール学園(鹿児島市)の中学入試は、毎年同じ日で、今年は27日。

両校を合わせた志願者数は昨年より79人増えた。

両校の受験者数は九州の受験動向を測る指標だ。進学塾の英進館は「子どもの数が減っていることを考慮すると、受験率は過去最高」とみる。

女子の受け皿が増えてきたことも私学人気に拍車をかけている。

福岡市の西南学院中学は96年から共学に。九州各地や山口県からの志願者も増え、中学受験をする女子にとって最難関校になった。

久留米大付設や長崎県の青雲学園も、高校の門戸を女子に開放した。

受験希望の保護者たちから「中学は女子を入れないのか」と問い合わせが相次ぐ。

一方、長崎県は04年度から、県立の進学校だった長崎東高校と佐世保北高校を、中高一貫校にした。

同県教委は「地元の期待にこたえただけで、決して(私立に対抗する形で)エリート校をめざしているわけではない」と強調している。


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